壁掛けテレビの収納はどうする?レコーダー・ゲーム機の置き場所と配線

壁掛けテレビの下にレコーダーやゲーム機の収納スペースを設けたリビングのイメージ

壁掛けテレビの周りをすっきりさせたいなら、レコーダーやゲーム機をすべてテレビ裏に隠す必要はありません。小型の機器は背面に収まる場合もありますが、操作や取り出しの多い機器はテレビ下の棚やテレビボードなどに分ける方法があります。

置き場所を決めるときは、外から見えるかだけでなく、放熱、配線の接続、リモコン操作、将来の交換まで考えることが大切です。ここでは機器別の選び方と、収納用品を買う前に確かめたいポイントを整理します。

この記事で分かること
  • 壁掛けテレビ周辺の収納場所の選び方
  • レコーダー・Switch・PS5・HDDの置き場所
  • テレビ裏収納で確かめたい寸法・放熱・金具の条件
  • 配線を目立たなくする方法と工事前の確認点
目次

壁掛けテレビの周辺機器はどこに収納する?

周辺機器の置き場所には、テレビ裏だけでなく、テレビ下の棚やテレビボード、壁面のフロート収納、少し離れた収納場所があります。どれが使いやすいかは、機器の大きさだけでなく、日常の操作と接続方法で変わります。

収納場所向いている条件
テレビ裏小型機器を置ける空間があり、金具・通気・配線の条件を満たす
テレビ下の棚ディスク交換やゲーム機の着脱をしやすくしたい
テレビボード複数の機器をまとめ、配線や操作にも手が届くようにしたい
壁付け・フロート収納床を空けたい。壁の固定方法や荷重を施工前に確認できる
離れた収納場所テレビ周りに機器を見せたくない。映像・操作・電源の接続経路を確保できる

テレビの正面から見えないことと、使いやすいことは別です。例えば頻繁にディスクを出し入れするレコーダーは、背面へ押し込むより手の届く場所に置いたほうが扱いやすいでしょう。

レコーダー・Switch・PS5・HDDはどう置く?

同じ「テレビにつなぐ機器」でも、収納場所を選ぶポイントは違います。使用中の熱、手で触れる頻度、接続端子の位置を基準に整理しましょう。

機器置き場所を決める重要条件
レコーダー・DVD/BDプレーヤーディスクの出し入れ、リモコン受光、背面の配線余裕
Switchドックへの着脱、吸排気口、電源・HDMIの接続
PS5本体周囲の通気空間、ケーブル、ディスク操作や保守
外付けHDDテレビとの接続、固定、ケーブル・取り外しのしやすさ
Wi-Fiルーター通信状態、遮蔽物、配線・再起動のしやすさ

レコーダー・DVD/ブルーレイプレーヤーの置き場所

レコーダーは、使うたびに本体へ手を伸ばすかどうかで収納先を選ぶと分かりやすくなります。ディスクを入れ替えるなら前面に手が届く棚が便利です。扉付きの家具に隠す場合は、リモコンの赤外線が受光部に届くかも確かめましょう。

テレビ裏へ置く場合も、機器本体だけでなく背面の電源・アンテナ・HDMI端子を含めた空間が要ります。扉越しの操作に対応する家具もありますが、すべての扉やレコーダーで使えるわけではありません。

複数の機器を置くなら、オープン型テレビボードも選択肢です。例えば山善「YWTV-L1400O」は幅140cm・奥行38cmのローボードです。棚板間の内寸や機器の吸排気口、ケーブルの曲がりしろが足りるかを、購入前に照らし合わせてください。

Switch・PS5の収納は放熱と取り出しやすさを優先

Switchはドックへ本体を着脱する使い方なら、テレビ裏の手が届きにくい場所より、無理なく取り出せる棚が向いています。Switch 2のTVモードでは、対応ドック・指定電源・HDMI接続も収納計画に含めます。

特に見落としたくないのが通風です。任天堂は対象Switchシリーズの吸排気口の周囲に10cm以上の隙間を案内しています。ドックを置けるだけのスペースがあっても、吸排気口をふさぐ収納は避けます。任天堂の案内も機種に合わせて参照してください。

PS5についても、PlayStationは本体周囲に少なくとも10cmの空間を確保するよう案内しています。薄い棚や密閉型の収納へ入れる前に、PlayStation公式の通風に関する案内と設置場所を照合しましょう。必要な空間を確保できなければ、テレビ裏へ隠すことより別の収納先を優先します。

外付けHDD・ルーターはテレビ裏に隠せる?

外付けHDDは本体が小さくても、テレビへのUSB接続、給電、ケーブルの取り回しと取り外しの空間が欠かせません。テレビ裏へ設置する場合は固定方法に加え、テレビやHDDの対応も機種ごとに確かめます。

Wi-Fiルーターは置いた場所で通信状態が変わることがあります。特に金属製の棚の奥やテレビ裏など、遮蔽物が多い場所へ移すなら、実際に使用する部屋で通信に支障がないかを見ておきたいところです。

テレビ裏収納を選ぶ前に確認したい5つのこと

背面収納は、外から見えなくなる一方、設置後に手が入りにくい場所です。「本体が入るか」だけで買わず、次の5点を確かめてください。

  • テレビと壁の有効な隙間:金具、テレビ背面の端子、電源プラグの出っ張りを含め、実際に使える奥行きを測る。
  • VESA穴と壁掛け金具:テレビ背面の取付穴を収納用品と併用できるか、ネジ長や金具同士の干渉を調べる。
  • 寸法と耐荷重:収納物の幅・厚み・重量が用品の許容範囲内か、ケーブル付きの状態で見る。
  • 放熱の余裕:収納機器の吸排気口とメーカー指定の空間がふさがれないかを調べる。
  • 交換・掃除の作業空間:USBやHDMIの抜き差し、HDD交換、ほこりの清掃ができるかを考える。

VESA規格に合うと書かれた商品でも、すでに壁掛け金具が取付穴を使っている場合は併用できるとは限りません。テレビ・金具・収納用品それぞれの取付説明書を合わせて確認します。テレビ本体の壁掛け適合性が不明なら、壁掛け非対応テレビの確認方法と代替策も参考になります。

壁掛けテレビの背面と壁掛け金具、端子・ケーブルの位置関係を横から示した模式図
テレビ裏では金具や配線の突出も考慮して収納スペースを確認します。実際の設置可否は製品の組み合わせによって異なります。

小型HDDを背面へ固定する用品の例が、サンワサプライ「MR-VESA1N」です。HDDの対応幅は30~48mm、耐荷重は2kgですが、VESA寸法が一致しても壁掛け金具との併用まで保証されるものではありません。

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配線を隠しながら操作・交換しやすくする方法

周辺機器の置き場所が決まったら、テレビまでの配線経路を考えます。線を目立たなくする方法には、壁の表面を整理する方法と、施工を伴う壁内配線があります。見た目だけでなく、後からケーブルを替えられるかにも差が出ます。

壁の表面で配線を整理する方法

すでに壁掛けテレビを設置しているなら、配線カバーやモールで露出したコードをまとめる方法があります。壁を大きく加工せずに整理できる場合があり、ケーブルの通り道も後から見直しやすいのが利点です。

  • ケーブルの太さ・本数:モールの内寸に収まり、無理な押し込みにならないか。
  • コネクタの大きさ:HDMI端子などを通す経路と出入口を確保できるか。
  • 貼り付ける面:壁紙などの下地に対応する固定方法か、取り外し時の影響がないか。

一例としてエレコム「LD-GAF3MWH」は長さ1m・外寸幅26mmのテープ付きフラットモールです。内寸は幅21.2mm・高さ10.6mmですが、ケーブルや端子が必ず通るという意味ではありません。電源タップを隠す場合も、定格を超える接続やほこりの蓄積、コードへの無理な負荷を避け、点検できる状態を保ちます。

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レコーダーを離れた場所に置く場合の注意点

レコーダーをテレビから離れた収納に置くと、テレビ周りはすっきりします。その代わり、映像を届けるHDMI等の配線と、離れた機器を操作する方法の両方を考える必要があります。

使うケーブルの長さや対応規格は機器・ケーブルごとに異なり、長くすれば必ず動くわけではありません。テレビ・レコーダーの端子と接続経路を確認し、購入前または施工前に必要な動作を確かめましょう。

扉の奥や別の場所に置いたレコーダーは、通常の赤外線リモコンでは操作しにくくなることがあります。対応するディーガにはスマートフォンで一部の操作ができる機種もありますが、対応機種・機能は限定されます。将来の買い替えを考えるなら、ケーブルの抜き差しができる空間も残しておきます。

後付け・リフォーム時は収納と配線をどう計画する?

設置後でも収納用品や露出配線の整理で改善できることはあります。一方、壁付け棚やフロート収納、壁内配線まで希望するなら、固定する壁と電源・配線の工事条件が関わります。

住宅・工事条件次に確認すること
既存家具や置き型収納で足りる機器の実寸、通風、コンセント位置、使うときの動線
壁付け棚・フロート収納を設置したい固定先の下地・強度、荷重、マンションの工事条件
ケーブルを壁内に通したい壁の構造、配線経路、将来の交換方法と施工範囲
コンセントを増設・移設したい資格が必要な電気工事の対象か、施工会社への依頼範囲

壁の強度や固定方法は、壁掛けテレビの下地と補強の判断方法で詳しく扱っています。コンクリート壁やマンション固有の制約は、コンクリート壁へのテレビ設置条件も参考にしてください。

私の自宅でも壁掛けテレビを検討しましたが、躯体コンクリート壁と管理規約上の制約から断念しました。これはあくまでわが家の事例です。マンションなら一律にできないわけではないため、管理規約・工事細則と壁の状態を個別に確かめることになります。

電源の増設・移設など、法令で定められた電気工事は資格者による施工が必要です。経済産業省の電気工事士制度の案内を参照し、信号ケーブルの整理と電源設備の工事を混同しないようにしましょう。

まとめ|機器ごとに収納場所を分けて考えよう

壁掛けテレビをすっきり見せる方法は、周辺機器をすべて背面に隠すことだけではありません。小型HDDの背面収納、レコーダーやゲーム機を取り出しやすい棚へ置く方法など、機器の使い方に合った配置を選ぶのが基本です。

収納用品を買う前に、テレビ裏の実際の隙間、金具との干渉、放熱、操作・配線交換のしやすさを確かめましょう。壁面固定や配線工事が必要なら、住宅の施工条件もあわせて整理しておくと検討を進めやすくなります。

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