リビングのダウンライトリフォームは、天井をすっきり見せたい場合に相性がよいと感じました。ただし、テレビを見る場所では、灯数や明るさだけでなく、光の位置で後悔することもあります。この記事では、私の中古マンションリフォームでリビング・ダイニングにダウンライト15灯を採用した実例をもとに、よかった点と注意点を整理します。

採用して分かったこと
すっきり見えた点
リビングにダウンライトを採用してよかった点は、天井まわりがすっきり見えたことです。私のケースでは、中古マンションのLDKを広げるリフォームに合わせて、リビング・ダイニングの照明をダウンライト中心にしました。
リビング全体を大きな照明器具だけで照らすより、ダウンライトを使うことで、リフォーム後のLDKは見た目が整いやすくなりました。特に、写真のようにリビングとダイニングがつながる空間では、照明器具の存在感が少ないだけでも印象が変わります。
ただし、ダウンライトは見た目だけで決めると後悔する可能性があります。設置後に位置を簡単に変えられないため、明るさだけでなく、テレビやソファの位置まで考えておく必要があると感じました。
テレビ側の後悔
今回の実例で最も注意点として残ったのは、テレビ側のダウンライトです。テレビ側には100W相当のダウンライトを7灯入れましたが、夜にテレビを見ると明るさや映り込みが気になる場面がありました。
リビング全体を明るくするという意味では便利です。一方で、テレビを見る時間になると、光が視界に入りやすい位置にあることが気になりました。特に中央の3灯はローテーブル用の配置でしたが、テレビ視聴時にはやや眩しく感じることがあります。
そのため、リビングのダウンライトは「何灯入れるか」だけでなく、「どこで何をするか」まで考えて配置することが大切だと感じています。
わが家のリフォーム概要
中古マンションのLDK
今回紹介するのは、私が福岡で購入した約90㎡の中古マンションをリフォームした実例です。リフォーム費用は約600万円(税込)で、工期は約2ヶ月でした。
リフォーム前のLDKは、キッチン3.6畳とリビング13畳を合わせた16.6畳でした。リフォーム後は、キッチン3.6畳とリビング18畳を合わせた21.6畳になっています。
間取り図を見ると分かるように、LDKの広さが変わったことで、照明計画もリビングだけでなくダイニングまで含めて考える必要がありました。リフォーム全体の内容は、中古マンションリフォーム600万円の実例で詳しく整理しています。

なお、LDKを広げた内容そのものは、この記事の主題ではありません。間取り変更の詳しい流れは、LDK拡張リフォームの実例で紹介しています。
天井を約10cm下げた
今回のリフォームでは、ダウンライトを設置するために天井を約10cm下げました。リフォーム前の天井高は約2.53mです。
マンションの場合、既存の天井や構造によっては、ダウンライトをそのまま入れにくいことがあります。私のケースでは、天井を下げることでダウンライトを設置する計画になりました。
天井を下げると、照明まわりはすっきりしやすくなります。一方で、天井高が変わるため、圧迫感が出ないかは事前に確認しておいた方がよいです。私のケースでは見た目のすっきり感を優先しましたが、ダウンライトを入れるために天井を下げる点は、あらかじめ理解しておく必要があると感じました。
ダウンライトの配置
テレビ側は100Wを7灯
テレビ側のリビングには、約5.5畳の範囲に100W相当のダウンライトを7灯入れました。リビングとして使う場所のため、明るさを確保する計画になりました。
ただ、実際に暮らしてみると、テレビを見る時間帯には明るく感じることがありました。昼間や掃除をするときは便利ですが、夜にくつろぐ場面では、光の位置が気になることがあります。
100W相当と60W相当の違いを考えるときは、単に明るい方を選ぶのではなく、使う場所と時間帯を合わせて考える方がよいです。明るさの考え方は、ダウンライト100Wと60Wの違いでも整理しています。
ダイニング側は60Wを8灯
ダイニング側には、約13畳の範囲に60W相当のダウンライトを8灯入れました。テレビ側とは違い、食事や作業に使う場所として明るさを考えています。
リビング・ダイニング全体では、合計15灯のダウンライトを設置しています。数字だけを見ると多く感じるかもしれませんが、空間が21.6畳あるため、場所ごとに明るさを分ける計画になりました。灯数の考え方を詳しく知りたい場合は、ダウンライト数の目安も参考になります。
下の写真のように、ダウンライトは天井面をすっきり見せられます。ただし、実際には「どの位置に何灯入れるか」で使い勝手が変わるため、見た目だけで決めない方がよいと感じました。

調光と調色を採用
今回採用したのは、オーデリックの調光・調色対応ダウンライトです。明るさだけでなく、光の色も変えられるため、使い方に合わせやすい点はよかったです。
食事のときは明るめにし、夜にくつろぐときは少し暗めにできます。映画を見るときも照明を落とせるため、調光機能は実際の暮らしで役に立ちました。
一方で、調光・調色があればすべて解決するわけではありません。ダウンライトの位置がテレビ視聴時に合っていない場合、明るさを落としても光の入り方は残ります。この点は、実際に暮らしてから気づいた部分です。
よかった点
天井がすっきりした
ダウンライトを採用してよかった点は、天井がすっきりしたことです。リビングは家の中でも長く過ごす場所なので、照明器具の見え方は空間の印象に影響します。
私のケースでは、LDKを21.6畳に広げたこともあり、天井に大きな照明器具を複数付けるより、ダウンライトで全体を整える方が合っていました。
写真で見ると、照明そのものが強く主張せず、リビング・ダイニングの内装になじんでいることが分かります。この見た目のすっきり感は、ダウンライトを選んでよかったと感じる部分です。
場面で明るさを変える
調光・調色を入れたことで、場面ごとに明るさを変えられるようになりました。これは、リビングを複数の用途で使う家庭には便利だと思います。
たとえば、食事や作業をするときは明るめにできます。夜にくつろぐときや、映像を見るときは暗めに調整できます。
私のケースでは、リビング・ダイニングをひと続きの空間として使っているため、時間帯によって明るさを変えられることは大きなメリットでした。ただし、前述の通り、調光で明るさは変えられても、配置による眩しさまでは完全に消せません。
ホームシアターと併用
リビングでは、popIn Aladdin 2 Plusも併用しています。ホームシアターとして使うときに、ダウンライトを暗くできる点は便利でした。
ダウンライトだけでなく、映像を見る環境も含めて考えると、照明を細かく調整できることは使いやすさにつながります。下の写真のように、映像を見る場所では、照明の明るさだけでなく、光がどこから入るかも重要になります。

シーリングやプロジェクターとダウンライトを併用する場合は、照明の役割を分けて考える必要があります。ダウンライトだけでよいか迷う場合は、リビングでダウンライトとシーリングを併用する判断基準も参考になります。
後悔した点
テレビ視聴時に眩しい
今回のリフォームで後悔した点は、テレビを見るときにダウンライトが眩しく感じる場面があったことです。特に夜は、部屋全体の明るさよりも、光が視界に入るかどうかが気になりました。
テレビ側には100W相当のダウンライトを7灯入れています。明るさを確保するにはよいのですが、テレビ視聴を中心に考えると、もう少し光の位置を慎重に確認しておくべきだったと感じています。
テレビの上や近くにダウンライトを入れる場合は、映り込みや眩しさを事前に考える必要があります。詳しい注意点は、テレビ上のダウンライトで後悔しやすい理由でも整理しています。
中央3灯が気になった
特に気になったのは、リビング中央の3灯です。この3灯はローテーブル用の配置でしたが、テレビを見るときには光が気になることがありました。
ローテーブルを使う場面では便利でも、テレビ視聴では同じ位置の照明が邪魔に感じることがあります。つまり、同じリビングでも「テーブルで使う時間」と「テレビを見る時間」では、必要な光の位置が違います。
この点は、図面や打ち合わせの段階だけでは気づきにくい部分でした。実際にソファに座り、テレビを見る姿勢を想像しておけば、もう少し違う配置を検討できたかもしれません。
調光だけでは解決しない
調光機能は便利ですが、配置の後悔を完全に消せるものではありません。明るさを下げても、光源が視界に入りやすい位置にあると、気になることがあります。
私のケースでは、ダウンライトを暗くすればある程度は調整できます。ただ、テレビを見るときには、光がどの方向から入るかも重要でした。
そのため、ダウンライトは「調光にすれば安心」と考えるより、最初の配置を丁寧に確認することが大切だと感じました。リフォーム後に位置を変えにくい設備だからこそ、生活シーンを具体的に考えておくべきでした。
配置で確認すべきこと
テレビの位置
リビングのダウンライトを決めるときは、テレビの位置を先に確認した方がよいです。テレビを見る場所に光が直接入りやすいと、明るさ以上に眩しさが気になります。
私のケースでは、テレビ側のダウンライトが夜に気になる場面がありました。照明計画では、テレビの上だけでなく、ソファに座ったときの視線も考える必要があります。
壁掛けテレビを前提に考える場合も注意が必要です。私の自宅では、壁掛けテレビはコンクリート直壁と管理規約の制約で断念しており、実際には設置していません。この記事では、壁掛けテレビではなく、テレビ視聴時のダウンライトの見え方に絞って整理しています。
ソファとテーブルの位置
ダウンライトは、ソファやローテーブルの位置とも関係します。リビング中央に照明を入れると、テーブル上は明るくなりますが、テレビを見るときには光が気になることがあります。
今回の実例でも、中央3灯はローテーブル用としては使いやすい配置でした。一方で、テレビを見る時間には、その明るさが気になる場面もあります。
そのため、照明計画を考えるときは、家具を置いた後の暮らし方をできるだけ具体的に想像する必要があります。ソファの位置、テーブルの位置、テレビの位置を先に決めておくと、ダウンライトの後悔は減らしやすくなると感じました。
暮らし方の伝え方
照明計画は、業者任せにしすぎない方がよいです。専門的な設計は業者に相談する必要がありますが、実際にその部屋でどう暮らすかは施主側が伝えなければ分かりません。
たとえば、リビングで映画を見るのか、ローテーブルで作業するのか、食事の場所とくつろぐ場所をどう分けるのかによって、必要な明るさや位置は変わります。私のケースでは、テレビ視聴時の見え方まで、もう少し具体的に確認しておけばよかったと感じています。
リフォーム会社を選ぶときも、設備だけでなく暮らし方まで聞いてくれるかは大切です。業者選びで迷う場合は、リフォーム会社を選ぶときの判断基準で整理しています。
費用と業者確認の注意点
単体費用は分けにくい
この記事では、ダウンライト単体の工事費は詳しく書きません。理由は、手元の見積書では、照明だけを切り出して正確な金額として説明しにくいためです。
私の自宅リフォームでは、全体費用は約600万円(税込)でした。その中で電気設備工事は29.1万円(税込)です。ただし、この金額は電気設備工事全体の金額であり、ダウンライトだけの費用としては扱わない方が正確です。
費用を確認するときは、ダウンライト本体、スイッチ、調光・調色、配線、天井工事などがどこに含まれているかを見積書で確認する必要があります。リフォーム費用全体の見方は、マンションリフォーム600万円の費用内訳で詳しく整理しています。
電気工事全体で考える
ダウンライトは、照明器具だけで考えるより、電気工事全体で確認した方がよいと感じました。特にマンションリフォームでは、天井を下げる工事や配線の取り回しが関係する場合があります。
私のケースでも、ダウンライトを設置するために天井を約10cm下げました。照明の見た目だけでなく、天井高や工事範囲まで含めて判断する必要がありました。
見積もりを比較するときは、金額だけでなく、照明位置の確認や暮らし方の聞き取りがあるかも見ておくと安心です。複数社を比べる考え方は、リフォーム見積もり比較の注意点でまとめています。
まとめ
見た目と眩しさを見る
リビングのダウンライトは、採用してよかった部分が多い照明でした。天井がすっきり見え、LDK全体の印象も整いやすくなりました。調光・調色を使える点も、実際の暮らしでは便利です。
一方で、テレビ側のダウンライトには後悔もあります。特に100W相当のダウンライトを7灯入れたテレビ側では、夜の視聴時に眩しさや映り込みが気になる場面がありました。
今回の実例から感じたのは、リビングのダウンライトは「明るさ」だけでなく、「どの位置で何をするか」まで考える必要があるということです。見た目のすっきり感と、暮らした後の眩しさの両方を確認しておくと、後悔を減らしやすくなります。
次に確認すること
この記事では、リビング・ダイニングにダウンライト15灯を採用した実例を紹介しました。リビングのダウンライトは、天井がすっきり見える一方で、テレビを見る位置によっては眩しさや映り込みが気になることがあります。
私のケースがそのまま正解になるわけではありません。ただ、テレビ、ソファ、ローテーブルの位置を先に考え、明るさだけでなく光の位置まで確認しておくと、照明計画で後悔する可能性を減らしやすくなると感じました。
次に確認するなら、リフォーム全体の流れ、LDKの広げ方、テレビまわりの眩しさ、灯数、費用、業者との打ち合わせを分けて見ると整理しやすくなります。照明だけで判断せず、暮らし方とリフォーム全体の中で考えることが大切だと感じています。
